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今だからこそ、熊本へ~馬肉を食べて、古書を買い、柿求肥をつまむ

 震災の影響で、九州全体に観光客減少の影響が出ています。

 あるお仕事で鹿児島に行くことがあったので、帰り道に熊本に寄りました。

 熊本の知り合いの方たちと会うことと、いつもお邪魔しているバーが再開したとのお知らせが来たので、途中下車しました。

 熊本市と言えば、馬肉ということで、お気に入りにしている馬肉料理専門店「さくら食堂」へ。  一緒に行った熊本市在住男性が「えっ、こ、ここですか?」と驚いたのも、当然で、私も最初、ビルを間違えたのかと何回か周りをウロウロしたのを覚えています。スナックなどが入った雑居ビル。

 「水道が使えなくて、大変だったよ。タンクで水を運んで営業再開して」と、マスターはお元気でした。

 ここで大好きになった馬焼きと馬肉ピザを食べました。

 「熊本市に住んでいるのに、知らなかった。感激~」という知人の感想に、「どうだっ」と胸を張って店を後にしました。

  熊本は、仕事で来させていただいて、すでに二十年くらいになります。年に数回来るか来ないかなのですが、大好きな街の一つです。  大好きな理由の一つは、古書店。舒文堂河島書店と天野屋書店の二店は隣接していて、何時間いても飽きない正統派の古書店。今回、通常営業していてホッとしました。  そして、この二つの古書店がある上通りには、もう一つ、お目当ての店があります。

 老舗園田屋。創業四百有余年のこのお店の銘品は、朝鮮飴と柿求肥。柿求肥は、干し柿を使った深い甘みが美味し銘品です。  もう一つ、大好きなお菓子が熊本にはあります。松風本家 正観寺丸宝の日本一薄い「松風」。これはぱりぱり、はまります。  被害が大きく、まだまだ完全に復興とは言えない状況です。熊本市内でも、お気に入りだった地域で歴史的な建造物に被害がでている光景を目の当たりにすると、残念です。しかし、すでに熊本のみなさんは、日常を取り戻しつつあります。乗車したタクシーの運転手さんは、「不謹慎だなんて言う人もいますが、やっぱり観光客に戻ってきてもらわないとねえ。熊本城だって、もうすぐ修理が始まりますよ。そうすると、今でないと崩れた石垣だとか。ほれ、石垣の端っこだけが残って、寸でのところで持っている櫓なんて、実は私も休みの日に、趣味の写真を撮りに行きましたよ。あんなのなかなか見れませんからねえ」と話していました。

 入場が制限されている熊本城周辺ですが、加藤神社には車でも行くこと出来ます。熊本城が一望できるので、多くの観光客が訪れていました。

 さらにこの加藤神社では新しい名物が。崩れた石垣の中から、現れた菩薩像。  早速、たくさんの人たちが手を合わせていました。  今月からは、九州新幹線のダイヤも通常通りに復旧します。

 阿蘇方面は、道路の復旧などまだしばらく時間がかかりそうですが、熊本市内は観光施設も、飲食店も急速に復旧しています。応援の意味でも、熊本観光いかがでしょうか。

※馬肉料理専門店 さくら食堂

   http://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005259/

※舒文堂河島書店

   http://jobundou.jp/

※天野屋書店

   http://www.kosho.ne.jp/~amanoya/

※老舗園田屋    http://www.okashi-net.com/mall/sonodaya/

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