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【まだ間に合う!夏のお勧め自由研究03】紙の博物館 東京都北区 王子駅周辺で発見

 「夏休み終わっちゃうよ~」という悲鳴が聞こえてきそうな時期になってきました。

 自由研究も急いで片づけないといけません。

 学生時代、家庭教師のアルバイト先から泣きつかれて、やったのが「牛乳パックを活用した紙漉き」でした。家庭であるもので、そして、なによりあまり時間がかかならない(笑)のが利点です。

 ただし、紙漉きで作ったはがきとかを提出しても、あんまりインパクトはないですよね。ちょっとは紙について、調べましょう。

 ということで、実は、東京都内でものづくりや自由研究の強い味方になるところがあるのです。ものづくりというと墨田区とか、大田区というのが有名ですが、実は北区も由緒正しいものづくりの街なのです。早速出かけてみましょう。

 まず、王子駅で降りてみましょう。桜の名所で有名な飛鳥山。駅から3分です。ここにはアスカルゴという乗り物があります。なんと無料。かわいい外観に似合わず、かなり急斜面を上ります。窓の外には、都内唯一となった都電が坂道を登っていくのが見えますし、新幹線や山手線、京浜東北線と「鉄分」強い大人にも人気です。

 アスカルゴで飛鳥山に上ると、そこは江戸時代からの桜の名所。徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成を行った公園という由緒正しい歴史を持っています。

 ついつい、走り回って遊んだり、眼下を通り過ぎるいろいろな新幹線などを眺めたくなりますが、先を急ぎましょう。

 飛鳥山には、なんと三軒両隣で博物館が並んでいます。徳川吉宗が享保の改革の一環として整備・造成を行った公園として有名な飛鳥山ですが、一方で日本の近代工業の発祥の地としても有名なのです。

 その一つが、紙の博物館 です。ここはある意味、非常にマニアックで、紙についての特化した日本唯一の博物館です。

 先に述べた紙漉きの体験もできるので、一気に自由研究を片付けられます。(ただし、紙漉き教室の開催日が限られていますので、確認が必要です。)

 ここ王子は、明治時代、これから洋紙が必要になるということで、荒川の豊かな水を利用される土地に、日本資本主義の父と言われる渋沢栄一が製紙工場を建設した場所です。現在の北区のイメージとは異なり、東京の郊外としてこの辺りは近代工業の発祥の地だったのです。王子駅の東側、サンスクエア(東武ストア)の脇には、「洋紙発祥之地」の碑が建てられています。

 さて、紙の博物館だけで王子から帰ってはもったない。駅の東側には、お札と切手の博物館があります。

 どうでしょう。紙に関しての自由研究。大人も充分楽しめる、ちょっとマニアックに楽しめます。

※飛鳥山に上るには、エスカルゴじゃなくて、アスカルゴという無料の乗り物。小さくてかわいいですが、乗ってみると結構急斜面です。

※紙の博物館には、日本の製紙工業に関するマニアックな資料がいっぱい。

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