top of page
検索

地方の物産をいかに売るか・・・・・・・

  • Tomohiko Nakamura
  • 2015年5月16日
  • 読了時間: 3分

 以前に関西のある百貨店で東北のある地方の物産展のお手伝いをしました。

 その際、催し場に並んでいる商品を見て、思わず「デパートのバイヤーさんはアドバイスしてくれなかったんですか?」と聞いてしまったのです。私からすると、その地域には、他にももっと売れそうな商品があるのに、これは関西ではちょっとと思えるものばかりだったからです。

 関西と関東では、味など嗜好性がかなり違います。おそらく東京で売れているものをそのまま持ってきても、物珍しさで最初は売れますが、その後が続かないのではと思うのです。  その物産展では、出店なさっているみなさんが気の毒なるくらい売れ残っていました。試食をしたお客さんたちは、「味が濃いね」という反応が多かったのです。さらに「どう調理していいのかしら」と食材を見て、仰る方も多くいました。  味もそうですし、関東や東北では普通の食材でも、関西では馴染みの薄い食材もけっこうあります。お手伝いしにいった物産展では、申し訳ないけれど(私は好きだけど)これは関西では売れないなあというものばかりでした。

 念の為に。関東や東北のものは関西で売れないと言っているのではなく、食材や商品の選択を間違わなければ売れるものはたくさんあります。その選別の努力が必要だということです。百貨店の場合は、本来、バイヤーがいろいろ業者にアドバイスすべきなのでしょうが、業者の独自の努力も必要です。成功しておられる業者の方は、自らが顧客の意見を取り入れる独力をされて、地域にあった商品構成と販売方法を取り入れておられます。  アンテナショップや物産展への出店は、それぞれの顧客の意見を拾う大切な機会。ただ、売りに行くのではなく、いかに次に繋げるかという自覚が大切です。

 それから、税金投入して、送料や人件費を計算に入れず、言わば値引き販売をしていてもビジネスベースには乗らないです。変なコンサルの口車に乗って、大都市圏のお祭りや商店街の催しに出店するが、労力も、資金もかかり、儲けは少なく、結局、コンサルの実績づくりに利用されただけ、なんていう話もよく聞きます。  そもそもアンテナショップはあくまでアンテナショップ。その後の事業展開をどうするかは、それぞれの事業者が考えないといけません。

 地方創生ブームで、新商品の開発とか販路拡大が注目されていますが、今までの経験をいかに生かすことができるかどうか。コンサル頼み、補助金頼みになっていないかどうか。「一生懸命やっているのだから、批判するな」という雰囲気もありますが、将来を考えるならば、厳しく考えていく必要があります。

 
 
 

最新記事

すべて表示
日本生命ニュースレター『元気das®biz」

日本生命の外交員さんたちが配布するニュースレターに、2019年1月からご紹介させていただい記事の一覧です。(それ以前のもネット上でご覧いただけます。) 日本生命ニュースレター『元気das®biz」https://season-inc.net/genkidasbiz/inde...

 
 
 
毎日新聞経済プレミア 「宅配便遅配」で始まるITインフラのほころびと限界(後編)

年末の宅配便遅配で考えたことの後編です。  「宅配便の取扱個数は1993年に11億8900万個だったが、99年には23億5700万個と急増した。その後も増加傾向にあり、07年には32億3200万個、15年には37億4500万個となった。約20年で約3倍に増えている。」...

 
 
 
特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2005-2018 All copyrights Reserved by Tomohiko NAKAMURA

bottom of page